島シリーズ 九十九島

長崎県 佐世保市

佐世保港外から平戸までの約25㎞の海域に点在する海域を九十九島と呼び、島の密度は日本一。九十九島とは数が沢山ある事を例える言葉で、実際の島の数は208.ほぼ全域が西海国立公園に指定されており、希少な野鳥や植物、水生生物が多く生息する。

平成30年4月、世界で最も美しい湾クラブに国内外の有名な湾と肩を並べて加盟認定された九十九島。そんな美しい湾を遊覧船で巡ったあとは豪華クルーズバスでの観光や定番の水族館へ。もちろん美味しいグルメもおわすれなく。

憧れの遊覧船で航海の旅に出よう。個性豊かな仲間と共に巨大な船に乗り、幾多の試練を乗り越える宝探しの旅へ。幼い頃、そんな憧れを胸に抱いた人は多いはず。かくいう私も、幼少期は近所に住む男の子と一緒に段ボールで船を作り、海賊ごっこに明け暮れた過去がある。ちなみに、船の先端では今もタイタニックのポーズをしたくなる。映画の大ヒットからはもう20年以上も経つというのに。そんなことを思ったのは、白く美しい遊覧船パールクィーンで九十九島をクルーズした時のこと。港で定員280人の大きな船体を目のあたりにすると、否が応でも気分が高揚した。船内はバリアフリー構造で、木目調の上品な装飾が施されている。ドリンクコーナーなどのある客室を抜けて、見晴らしのいいデッキに降り立つと感じる潮風と波の音。船は静かに動きだし、約50分の船旅がスタートした。佐世保近海の島々は、九十九島と呼ばれそれぞれの島が独特の形をしていて、特に美しい海域と言われている。そんあn島々の間を縫うように、遊覧船はゆっくりと進んでいく。ライオンが寝そべっているように見える横島、九十九島での真珠の養殖発祥の地と言われる亀子島など、各島の説明はアナウンスがあるので、景色を楽しみながら耳を傾けてほしい。大きな見せ場は、クルージングの中盤。松浦島入江でのUターンや斧落としと丈ヶ島の間、約20mの岩場を通り抜ける時。大きな船体を器用に操る船長のテクニックに、乗船客から自然と拍手や歓声が起こる。そして海賊遊覧船みらいと海上ですれ違う時は、仲間の船と出くわしたような嬉しさもあり、思わず手を振る。その日は平日だったこともありデッキには比較的年配の人が多かったが、カメラ片手に皆楽しそう。ふと船の先端を見ると、タイタニックのポーズで写真を撮っている海外旅行客がたくさんいてうれしくなった。大きな船の上では、年齢も性別も国籍も関係なく、心が解放されて、はしゃいでしまう。

九十九島遊覧船

料金:パールクィーン・みらい共に 大人1400円、4歳~中学生700円

所用時間50分

問合せ:九十九島パールシーリゾート 佐世保市鹿子前町1008 

電話:0956284187  駐車場700台

◇九十九島パールシーリゾート◇

水族館や動物園、マリンレジャーまで全部お任せ!

九十九島の海を再現した水族館海きららをはじめ、遊覧船での島めぐりやマリンレジャー、飲食店まで備わる複合施設。また、九十九島を望む高台には動植物園森きららがあり、チーターやライオン、天然記念物のツシマヤマネコのほか、日本最大級の天井水槽を完備するペンギン館も。体験メニューなどの最新情報はホームページで確認を。

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